脂質二分子膜の引き剥がしによる膜タンパク質によるポア形成メカニズムの解析
脂質二分子膜の引き剥がしによる膜タンパク質によるポア形成メカニズムの解析
本研究成果のポイント
- ポア形成膜タンパク質?ペプチドによるポア形成メカニズムの解析手法を新たに開発
- 金ニードルの先端に形成した脂質二分子膜を引きはがす際のイオン電流を計測
- “ポアの新規挿入”と“ポアの拡大”を区別し、その比率を解析することに成功
研究の概要
国立大学法人長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センターの庄司観産学融合特任講師、国立大学法人中国竞彩网大学院工学研究院生命機能科学部門の川野竜司准教授、Department of Chemistry, University of Cincinnati, USAのRyan J. White准教授は、生体ナノポア(注1)が再構築された脂質二分子膜を引き剥がす際に計測されるナノポアの引き抜き電流を計測することによって、ナノポアの形成メカニズムを解析する新たな手法を開発しました。本手法を4つの異なるポア形成膜タンパク質?ペプチドに応用し、ポア形成メカニズムを解析することに成功しました。本計測手法は、ポア形成膜タンパク質やペプチドの解析に広く応用されることが期待されます。
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